重厚感な家

1.コンプレックス

フルオーダーで世界に一つだけの家に住む事は、私にとって最大の目的です。私が育った住まいは、築30年は超えている木造2階建ての長屋で育ちました。中廊下も無く内装壁は、少し擦ればポロポロと砂が下に落ちていく貧弱な砂壁でした。間取りも、間仕切り壁では無く、襖の引き違いで部屋を間仕切り、プライベートもありませんでした。そんな家であり、友達もほとんど家に招待した事もなく、家に対してコンプレックスを抱えるようになりました。

2.快適空間の形

育った住空間は私にいろんな事を教えてくれました。冬における外気と内気の温度差による結露・雨漏り・2階床の耐衝撃性・界壁の薄さによる雑音・内気の換気設備及び換気経路・採光など、快適に過ごすための住空間はこのような問題を解決して作り上げていくように思えます。

3.重厚感な家

私が理想とする注文住宅の構造は、鉄筋コンクリート造と考えます。屋根もコンクリートとする事で、鉄骨・木造と比べて、水蜜性が高い建物となり、雨漏りの心配が無くなります。外壁はそのコンクリート壁の上にタイルをはり、一部コンクリート打放しにすれば、外観も意匠性に優れるように思えます。そして全体的に見てみれば、木造・鉄骨造の家に比べて、一目で重厚感で存在感のある家と感じます。